歯の形のアレコレ
- Cetegory :
- 院長コラム
歯の形が変な気がするけど、様子をみて良いのか、歯医者さんでみてもらった方が良いのか?などをご紹介します。
①マメロン
上下の永久歯の前歯によくみられます。
切縁結節とも言い、前歯の噛み合わせや食物を食べる時の摩耗でだんだん、デコボコは平になってきます。
前歯が噛み合っていない噛み合わせの方だと大人になっても、それが残存している場合もあります。
直接、そのデコボコが何かに関係する、というより、そうなっている結果、噛み合わせを治療した方が良いかもしれませんね、という事があります。
②前歯が開いている
元々、永久歯の歯が生えてくる時期は、みにくいアヒルの子と言われる時期で、カタカナの『ハ』の字に開いて生えてくる場合が多く、隣の歯が出てきて開いているのが閉じる場合もありますが、最近のお子さんは顎がとても狭いので、隣の歯が2枚歯のように後ろに控えている事も多いです。
また、乳歯でも開いている場合もありますが、その場合、上唇のヒダがくいこんでいて、開いている場合もあるので、歯医者さんでのチェックが必要です
③エナメル質形成不全症
歯の表面に白い斑点みたいなのがある場合があります。
その歯は、他の歯よりエナメル質という表面の質が弱い場合があり、その歯が前歯なのか奥歯なのかで、むし歯のリスク、ケアの仕方が変わってくるかと思うので、歯医者さんのチェックが必要です
④癒合歯(ゆごうし)
乳歯で歯と歯がくっついている状況です。
その場合、下の永久歯が足りない場合もあり、5.6歳前後で大きなレントゲンを撮影して確認が必要です。
また、歯と歯がくっついているので、くっついている部分に溝のような凹みができるので、そこがむし歯のリスクがあがる場合もあります。
検診などで癒合歯とチェックされる事が多いかと思います。
あくまで、以上の項目は、一部でしかないので、少しでも気になった場合は、歯医者さんでのチェックを受けましょう