子どもに「舌を上げて」と伝えても難しいのはなぜ?  舌の動きと、おさまる場所のお話

Cetegory :
院長コラム


「舌を上あごにつけてね」と伝えても、うまくできない。
お手本を見せても、舌先が丸まったり、あごまで一緒に動いたりする。

お子さんのお口のトレーニングで、このような場面はありませんか?

できない様子を見ると、「舌の力が弱いのかな」「もっと練習した方がいいのかな」と考えるかもしれません。しかし、舌が上がりにくい理由は、力だけでは判断できません。

まず確認したいのは、舌をどのように動かせるか。そして、舌がおさまるお口の中の形や、呼吸の状態です。

まずは「舌がどう動くか」を見てみましょう

「舌を上げる」という言葉だけでは、どこを、どのように動かすのか分かりにくいお子さんもいます。

舌先を上げることと、舌を広く上あごにつけることは、同じ動きではありません。舌先は上がっていても、舌の真ん中を上あごにつける動きが難しい場合もあります。

当院では、いきなり難しい動きを繰り返すのではなく、舌先を置く位置の確認や、上下・左右への動きなど、できるところから進めることを大切にしています。

「できた・できない」だけでなく、どのように動かそうとしているかを見ることが、練習を選ぶ手がかりになります。

舌の裏の「舌小帯」も、動きと一緒に確認します

舌の裏には、「舌小帯」と呼ばれるひだがあります。

舌が上がりにくい場合には、この部分が動きを制限していないかも確認します。ただし、見た目だけで「短いから問題がある」「切る必要がある」と決めることはできません。

実際の舌の動きや、食べる・飲み込む・話すときの状態などを含めて評価することが必要です。舌小帯の処置が必要かどうかは、個別の診察に基づいて判断します。

舌が動いても、「おさまる場所」の確認が必要です

舌の動きとあわせて見たいのが、上あごの形や歯列の幅、舌と歯列の位置関係です。

上あごにつける動きが難しいときには、舌だけを見て終わりにせず、お口全体を確認します。

ただし、「歯列がV字だから舌が上がらない」「歯列を広げれば必ずできるようになる」と、形だけから原因や改善を断定することはできません。

正常な歯列とV字の歯列を比較した模型は、Instagram「@dr.shimako2022」でも紹介しています。模型は形の違いを理解するための教材であり、お子さんの状態は診察で確認する必要があります。

鼻で呼吸しやすいかも大切です

お口が開いていることが多いお子さんでは、舌の練習に加えて、鼻で呼吸しやすい状態かも確認します。

鼻づまりなどで鼻呼吸が難しい場合、単に「口を閉じて」「舌を上げて」と繰り返すだけでは対応できないことがあります。

鼻づまりが続く、いびきが気になる、睡眠中に呼吸が止まるように見える場合などは、耳鼻咽喉科や小児科への相談も大切です。

舌や唇の使い方だけでなく、呼吸を妨げる要因がないかを含めて考えます。

ご家庭では、無理のない範囲で観察を

鏡を見ながら、遊びのように次の動きを試してみてください。

・舌先を上に向けられるか
・舌を左右に動かせるか
・唇の周りを舌でなめられるか

その際は、あごや頭も一緒に大きく動いていないか、痛みやつっぱりがないかも見てみましょう。

これは、ご家庭で病気や舌小帯の異常を診断するためのチェックではありません。一度できなかっただけで、問題があるとは判断できません。年齢や、説明の理解、動きへの慣れによっても様子は変わります。

嫌がるときや痛みがあるときは中止し、舌を引っ張ったり、無理に持ち上げたりしないでください。

トレーニングは、できる動きから段階的に

お口のトレーニングで大切にしたいのは、難しい課題を何度も繰り返すことよりも、その子に合う段階を選ぶことです。

当院では、舌を置く位置の確認や基本的な動きから始め、その様子を見ながら練習内容を調整します。舌を上あごに吸い上げる動きが難しい場合も、そこだけにこだわらず、前の段階に戻って確認します。

同じ年齢でも、得意な動きや難しい動きは異なります。練習の内容や回数は、お子さんの状態に合わせて決めていきます。

「できない理由」を一緒に確認しましょう

「舌を上げて」と言われても難しいとき、言葉だけでは動きが分かりにくいのか、舌の動きに制限があるのか、お口の形や呼吸の状態も確認する必要があるのか。理由は一つとは限りません。

お子さんを責めたり、ご家庭で練習を増やしたりする前に、まずは今の状態を確認してみませんか。

名古屋市昭和区のこどもGROWオーラルセラピークリニックでは、歯並びとあわせて、舌や唇の動き、飲み込み方などを確認し、お子さんに合わせたお口育てをご相談しています。

ご予約・ご相談について

お子さんの舌の動きや、お口が開いていること、歯並びが気になる方は、ご予約の際に「お口の動き・歯並びについて相談したい」とお伝えください。

【ご予約はこちら】https://www.cieasyapo2.ci-medical.com/404/step1

※トレーニングや治療の効果には個人差があります。お口のトレーニングによって、将来の矯正治療が不要になることを保証するものではありません。

ABOUT診察メニュー

8回コース:¥12,000(税抜)
単  回:¥2,500(税抜)
  • お子さまの月齢状況により単回受講可
  • 1回/ 約30分
  1. 授乳の仕方(ミルクの場合のポイント)、舌小帯
  2. 離乳食の開始時期(初期)、エプロン、椅子、スプーン
  3. 離乳食中期
  4. 離乳食後期、手づかみ食べ
  5. 離乳食完了期
  6. 睡眠
  7. 足育(ファーストシューズ、靴の選び方)
  8. 歯ならびについて

0歳から始められる正しいあごの発育。
赤ちゃんのより良い成長を促す土台づくり。
授乳の仕方、離乳食の上げ方などでもお子さまのあごの発育スピードは変化します。
正しい授乳の上げ方、ミルクの場合の注意点、舌小帯の診査、離乳食の開始時期、離乳食の上げ方、その際の椅子の使用注意点などをレクチャーします。

ABOUT診察メニュー

全10回:¥280,000~(税抜)
  • 月に1回来院
スタート目安:3歳~5歳
(乳歯列期)

正しいあごの発育をうながすことで、こども予防矯正の準備として正しく歯がおさまるあごづくりが出来ます。
お子さまの年齢に合わせたトレーニングを、遊びも交えて行いながら、舌やくちびるなどの筋力を整え、これから正しく歯が生えてくるための土台づくりを行います。

ABOUT診察メニュー

全24回:¥634,000~(税抜)
  • 前期 2週に1回 6ヶ月
    後期 1回/月 来院1年
    合計1年6ヶ月
  • 前期と後期分割払い可
  • コース終了時に診査をし延長が必要な場合があります(要別途費用)
スタート目安:6歳・7歳
(上下中切歯萌出期)

歯の生え変わりが開始する時期ですので、多くの方がこの時期からトレーニングをスタートされます。
上下の前歯が生え始めた頃から開始することで、正しいあごの発育を促し、これから生え変わりをする歯が混雑せずに萌出(ほうしゅつ)させるようにできます。
また、既にあごの中で曲がっている場合でも修正が早めにできるので、より複雑にならずに歯並びを調整することが可能になります。

ABOUT診察メニュー

¥800,000~(税抜)
  • 1年〜 歯の状況により変動
  • コース終了時に診査をし延長が必要な場合があります(要別途費用)

犬歯の萌出(ほうしゅつ)が開始している状態は、ほぼ永久歯の成人矯正に近い矯正装置を使った内容となります。
矯正装置がメインで治療を行う場合でも、なぜ歯ならびが悪くなってしまったのか?という原因(舌 / くちびる / 頬などの筋肉のバランス)から改善していかなければ、装置のみで治療をしても後戻りが起こりやすくなるため、舌・くちびる・頬などのトレーニングも合わせて行います。

ACCESSアクセス

〒466-0815
愛知県名古屋市昭和区山手通3丁目10
グランウエスト山手3F-A

TEL : 052-875-8351
FAX : 052-875-8352

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地下鉄名城線 『八事日赤前駅』①出入口より 徒歩1分

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より事前の予約をお願い致します。

提携駐車場チケットをお渡しします
・名鉄協商パーキング 八事日赤前第4
・名鉄協商パーキング 八事日赤前第3
・名鉄協商パーキング 山里町
上記指定の提携駐車場へ停車された方は、
必ず駐車証明書をお持ちください。

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