帰りたくないと言ってくれる歯医者さん
- Cetegory :
- 院長コラム
最近、お越しになるお子さんが診療後に「帰りたくない」と言ってくださる方が多いです。
イメージとして歯医者さんは怖いところ、痛いところのイメージがあると思うのですが、
私自身、幼少期に歯医者が怖くて、歯医者に行くと、別の患者さんを治療しているドリルの
キーンという音と薬品のニオイで待合室で待っている間に緊張して腹痛をお越し、
歯医者さんの施術なしで帰宅する。という事が何度もありました。
そんな私がなぜ、歯医者に?と思われるかもしれませんが、中学生にい近くなった頃、
歯医者のニオイもほぼ感じず、痛みもほぼない(おそらく生え変わりの抜歯で麻酔をした記憶があります)
こういう歯医者さんもおられるんだ、という事で、元々、細かい作業や何かを作る、ということは好きだったので、
この出会いが歯医者が苦手というイメージを払拭してくれた1つだと思っています。
子供の頃のイメージ、経験は、色々な影響を与える可能性もあるので、お越しになるお子さんが
歯医者嫌いにならないように努めていいます。
幼少期に私が苦手だった歯医者独特のニオイは天然アロマ100%でお子さんが元気になる配合で作成していただき、
院内に薬品のニオイが出ないようにしたり、ドリルのキーンという音はエンジンというキーンという音が出ないものに
したり、院内も歯医者っぽくな内装にしています。
初めてお越しになるお子さんは、それでも今日、何をするんだろう?と不安な気持ちでいっぱいかと思います。
親御さんが問診票の記載をしている間、お子さんと保育士がおもちゃで遊んだり、絵本を読んだり、塗り絵をしたりして
すぐにお口の中の拝見でなく、問診票から親御さんが気になっている事をまず、伺い、お子さんと少し時間を過ごしてから
行うようにしています。その際、初回から歯科用のチェアに座れるお子さんもおられますが、不安そうなお子さんは、プレイマットの
方でお口を拝見する事も可能です。
また、特に歯科に対して恐怖心や練習が必要なお子さん向けにPre歯医者さん教室5回コースもありますので、気になる方は、
お知らせページのPre歯医者さん教室の案内をご覧ください。
最初の遊びに夢中になったお子さんは、診療が終わった後も、「お家に帰りたくない」と言い、親御さんを
困らせているお子さんも最近、多く、私が開業当初にお子さんに歯医者嫌いになってほしくない、という思いが
そのまま形にできている事に感謝しております。